派遣マニア

いろんな業界で事務系派遣として働いた思い出・愚痴など

[就業先の人々] ただの派遣なので、展示会運営会社社長にシャットダウンされた思い出

関東圏では、東京ビックサイトや幕張メッセなど、大規模なイベントを実施する会場がいくつかある。


アイドルや歌手のコンサート、アニメフェアなどだけでなく、法人向けの展示会イベントも良く行われたりするのだけど、そういったイベント運営を専門に扱う会社が、存在する。


会場の設置や、開催に至るまでの下準備。
たとえば展示会ブースのデザインや資材の調達、食べ物を出店する場合は消防法に則った運営を行う必要があるので、そのあたりの調整も、出展者の企業様へアドバイスをしたり、などもしたりする。


そんな会社に、派遣社員として入社して、2日めだか3日めだかのこと。


ひとりのジイさんが入室してきたとき、周りの社員達が、立ち上がった。
つられて、私も椅子から立ち上がる。


ジイさんは、一人ひとりに、エラそうに、労いの言葉をかけていく。
どうもこの人が、この会社の社長らしい。


こちらに目線が来たとき、
「〇日より、派遣社員としてお世話になってます、gustanと申します。」と頭を下げた。


すると、ジイさんは、
「あ~、私はね。人の名前は覚えられないから」
と、ついてきてしまった野良犬を追い払うように、シッ、シッ。という感じで、片手を左右に振った。


もし、これが、経営陣に近い正社員からの挨拶なら、もうちょっとマシな回答をしたのでは?と、思う。


私にとって、成功する経営者は、底辺の従業員にも、敬意を持って、人間同士として接する人。という人物像がある。


こんなジジイがやってる会社、もうつぶれてるかも😀と、今、社名を検索してみたところ、まだあった。
ふん。