派遣マニア

いろんな業界で事務系派遣として働いた思い出・愚痴など

(悲しかったこと)直近で事務経験が無いことを責められる登録者のかた

先日、派遣会社の登録へ行ってきました。


登録会では、自分の職歴や希望条件などを記入するのですが、記入後、派遣会社の担当者のかたがその席へ訪れ、エントリーした仕事の詳細説明などを行います。


大手派遣会社では、コロナもあって、派遣登録はオンラインですべて完結。という会社も増えてきましたが、先日お世話になった会社はコロナ前の方式で、アナログに紙に手書きで職務経歴を記載+対面で今度のキャリア相談。という形でした。


パーテーションで、席は区切られているものの、他の登録者のかたとコーディネーターの人の話は丸聞こえ。


派遣会社のコーディネーターのかたの甲高い声が、キンキンと響く。


「〇〇様へ、お仕事の紹介は、正直厳しいと思います。直近で、事務経験がないというのが、ちょっと・・」


↑のセリフ、短時間で、5~7回くらい、繰り返されていました。
何回も言わんでも、1回で十分やで。


私は、直近で事務経験のない登録会へ訪れたかたに、心から同情しました。聞いていて、本当にこちらがつらくなりました。なぜかというと


派遣会社の求人は、幅広く人をかき集めるために、


「未経験歓迎!
パソコンで入力できればOK!
週1回OK!
短時間OK!」
・・などど、「私でも、応募できるんじゃない?」と、応募者に思わせるようなうたい文句(たいてい嘘。本当は、採用基準は高かったりする)と求人広告に書いているからです。


そうして、交通費を自腹で払い、時間をさき訪れた応募者に対し、上記のような、冷たい仕打ちが待っているというわけです。


私が、隣ブースのこの会話を聞いていて、気になったのは、「直近で」ということ。


そんなに、ブランクっていけない?
事務経験あるなら、またできると思うんだけどなぁ。


心ない派遣会社スタッフの「ご紹介難しい」攻撃に打ちのめされた応募者のかたは、落ち込んで帰路に着いたと思います。本当、なんかやだ。


自分の仕事探しより、隣のブースのかたが気になった一日でした。