大量募集の派遣事務の仕事が大好き。
いわゆる、「もくもく入力スタッフ30名募集!」「コールセンター50名募集!」みたいな謳い文句のやつ。
同時スタートの仲間が多いのは心強いし、こういう系の求人は、研修がしっかりしていることが多く、1~2週間は座学で(※コルセンの場合)、業務知識をしっかりつけさせてくれる。
コールセンターの場合、研修が進むと、お客様との会話を想定したロールプレイングなどを行い、そしていよいよ、本当のお客様との会話に臨むことになる。
しかし。
消えるんです、この頃。
同期の仲間が、一人、ふたりと。
ランチタイムに、「〇〇さん、見かけなくない?」と心配する同僚A。
「あ~、研修終わるからじゃない?あの人、研修荒らしだったんだね。」と同僚B。
研修荒らし とは、
研修の時給だけはしっかりもらって、本当の仕事になるフェーズになると、ドロンする人。最初から、長期で働く気はない人。
のことらしいです。
自身も、研修荒らしについて、ちょっとだけ切ない思いをしたことがある。
同時スタートで仲良くなった、Kさん。
美人でおしとやか、所作も美しく、知的な印象。
同性ながら、私は彼女のことが気に入り、お昼ご飯も一緒させていただいていた。
これまでやってきた仕事はどんなものか、なにげなく尋ねるが、彼女ははっきりと教えてくれなかった。
終始、「専門的な仕事なので・・」
初対面で、いきなりオープンに自分のことを語れる人もいれば、言いたくない人もいる。彼女は後者のタイプなのだと、特に気にしていなかった。
そして、着台(コルセンで、本当にお客様対応をするタイミング)になると、彼女は消えた。
そっか、最初から、そのつもりだったんだね。
研修時給だけ、おこずかい的にもらう計画。
彼女、頭良さそうだったもんな・・・
本当にツラい思いをしたのは派遣会社でがんばって契約取ってきた営業さんであって、私じゃないのに、なんとなくほろ苦い思いを感じてしまった思い出。