派遣マニア

いろんな業界で事務系派遣として働いた思い出・愚痴など

映画業界で働いた思い出

映画供給会社で、派遣社員として働いたことがある。


中の人になってわかったことだけど、映画ファンにとって、映画関連の業界で働くのは至上のステータスみたい。


三度の飯より映画。🎦
みたいな。


ここの会社で働くまで知らなかったけど、そういう人が世の中には一定数存在するようだ。


仕事がめっっっちゃ忙しいはずなのに、「アナタ、いつそんなに映画観てんの?睡眠削ってるでしょ?!」みたいな、生活の大半を映画を観て過ごしているような、どっぷりなかたがいらっしゃるとか。


これから解禁される映画のプロモーションを、何か月も前に観れる。
常に仕事中に、様々な名画タイトルに触れられる。って、幸せだよね💗


就業先の社員のかたが映画の種別みたいなのを説明してくださるときに、「たとえば、〇〇みたいな」と、有名映画のタイトルを挙げて、「あっ、そういう系統がこのカテゴリに属するのね ♪」と、業務理解が早くなるよう、ヒントを与えようとしてくださることが、多々あった。


・・すみません、ワタシ、超有名タイトルすら、ほとんどわかりません・・


そのたびに、「詳しくない」と弁明するが、映画を知ってる前提で説明されるのは、その後もたびたびあった。
業務を進める上で、ここが若干ネックになってしまった。
慌てて映画鑑賞生活を始めるにしても、実務にもう間に合わん。


映画の種類が良くわからんなと思いつつ、なんとか業務をこなし。
楽しいエンタメ業界を垣間見れて、貴重な経験でした。


昭和な財団法人で働いた思い出

「株式会社」でしか働いたことのなかった私が、派遣求人サイトで見つけて、なんとなくエントリーしてみた「財団法人での事務」
入社してみると、当時は平成の終わりのころだったけど、そこには昭和の風景が広がっていた・・・!




💛昭和ポイント💛

・請求書やら出張申請なにやらを回すとき、どんな書類でも常にゴム印を活用
(ゴム印コーナーは、常に様々な目的を記したハンコが、ハンコ屋並みにいっぱい置いてる)


・役員のおじいさんが、出張時の旅券は紙きれでないと気持ち的に受け入れられないため、電子チケットは利用できず、出張日の事前に旅行会社にチケットを私が替わりに取りに行く


・職員の方は、人にもよるがパソコンスキルは高くはない。書類のフッターに1枚目、2枚目・・・という表示は、ワードのリボンから一瞬でフッターにナンバリングできるが、紙の下部の真ん中めがけて、数字のハンコを手動で押していた。何十枚も。一人でがんばらないで、一言質問してよ!と思った。


などなど



公官庁との関連が強く、お役所からのゲストも多かったけど、民間会社同士の「お取引先」というより、仲良しな親戚な感じだった。
アポの時間に彼らが現れないな・・と思ってると、「そういやあいつらこねーな?ま、そのうち来るだろ」と上司。
予言通り、何十分か後にのんびりと現れた。
この点だけは、昭和というより、まるで海外みたいなノリだったんだよな・・・

消費者金融の事務センターで働いた思い出

27.8%。


この数字を聞いて、あ~、昔のアレね。とすぐわかる人は、消費者金融関係者のかたかもしれない。


このブログは、派遣社員として勤務した、しょーもない思い出を語る目的なので、金融系の専門的なうんちくを語る気は全くないけど(正確な知識も全くない。えへ)、昔々、金融サービス利用時に、法外な金利を課せられたため、返済に苦しんだ消費者の方々が大勢いた。


結果、どうにも首が回らなくなって、返済がままならなくなってしまった一部の人々。


自分が勤務した事務センターは、そんな支払いができなくなってしまったお客様対象のセンターだった。
業務上知りえた情報は当然、秘匿義務があるので、お客様の話はもちろん一切できないんだけど。


いや~、ここで働いたのはとても面白い経験だった。



派遣社員だ、非正規だって、世間では見下される立場だけど、業務知識はしっかり学ぶ。
金融の法律だけでなく、利息の計算も、実務ではパソコンが自動でやってくれるけど、仕組みをきちんと理解している必要があるため、金利テストのようなものが毎月あった・・・。


正社員の優しそうな年配のおじさま、「〇十年前はね、お客様の自宅まで行って、スピーカーでお客様を呼んでだんだよ。」と、いちお企業なのに、闇金レベルのハラスメントをしてた思い出を普通に語ってた。今じゃ逮捕だよね。


このご時世では、法律がちゃんとしてるので、お金の問題で悩んでいる人がいたとしたら、相談に行ってください!一人で悩む必要なし。あ、どっかのCMみたいになっちゃった。