派遣マニア

いろんな業界で事務系派遣として働いた思い出・愚痴など

今年もよろしくお願いいたします。

新年おめでとうございます。
・・って、遅っ!
元旦から、悲しいニュースばかりで、暗くなる気持ちを抑えられませんでした。
明けましておめでとう。とはいいづらい状況ですね・・


去年11月から始めた当ブログ、今年もぼちぼち更新しようと思います。


もともと、あちこちいろんな場所で働いた派遣メモを、備忘的に記録しようと思ったのがきっかけでした。最初の記事を投稿する際、どなたとつながりもないし、こんなしょうもないテーマのブログ、少なくとも始めて何か月かは、誰も見ないだろうな・・と思ってました。


ところが、1個めの記事を投稿した際、いきなり読者登録してくださったかたが何名かいらして、とっても嬉しかったです!
登録してくださった方々のブログは私も度々訪問し、楽しませていただいています💗
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


(悲しかったこと)直近で事務経験が無いことを責められる登録者のかた

先日、派遣会社の登録へ行ってきました。


登録会では、自分の職歴や希望条件などを記入するのですが、記入後、派遣会社の担当者のかたがその席へ訪れ、エントリーした仕事の詳細説明などを行います。


大手派遣会社では、コロナもあって、派遣登録はオンラインですべて完結。という会社も増えてきましたが、先日お世話になった会社はコロナ前の方式で、アナログに紙に手書きで職務経歴を記載+対面で今度のキャリア相談。という形でした。


パーテーションで、席は区切られているものの、他の登録者のかたとコーディネーターの人の話は丸聞こえ。


派遣会社のコーディネーターのかたの甲高い声が、キンキンと響く。


「〇〇様へ、お仕事の紹介は、正直厳しいと思います。直近で、事務経験がないというのが、ちょっと・・」


↑のセリフ、短時間で、5~7回くらい、繰り返されていました。
何回も言わんでも、1回で十分やで。


私は、直近で事務経験のない登録会へ訪れたかたに、心から同情しました。聞いていて、本当にこちらがつらくなりました。なぜかというと


派遣会社の求人は、幅広く人をかき集めるために、


「未経験歓迎!
パソコンで入力できればOK!
週1回OK!
短時間OK!」
・・などど、「私でも、応募できるんじゃない?」と、応募者に思わせるようなうたい文句(たいてい嘘。本当は、採用基準は高かったりする)と求人広告に書いているからです。


そうして、交通費を自腹で払い、時間をさき訪れた応募者に対し、上記のような、冷たい仕打ちが待っているというわけです。


私が、隣ブースのこの会話を聞いていて、気になったのは、「直近で」ということ。


そんなに、ブランクっていけない?
事務経験あるなら、またできると思うんだけどなぁ。


心ない派遣会社スタッフの「ご紹介難しい」攻撃に打ちのめされた応募者のかたは、落ち込んで帰路に着いたと思います。本当、なんかやだ。


自分の仕事探しより、隣のブースのかたが気になった一日でした。


人材コーディネーターのかたとの交流

派遣社員として働く場合、


求人を探す。
目当ての仕事にエントリーする。
登録会に参加する。★
エントリーした求人の選考が始まり、合否を連絡いただく。
(合格の場合)就業先の職場見学に行く。


という流れなのだが、
★の「登録会」で、人材コーディネーター。派遣コーディネーター。会社によって呼び方は違うが、仕事のカウンセリングをしてくれるような派遣会社の担当者との面談がある。


そんな、登録会で出会ったコーディネーターのかたとの思い出。


💗💗💗💗


彼女は、その派遣会社に私が登録しに行ったときの担当者だった。
こちらの条件に合う仕事を紹介いただき、とんとん拍子に就業が決まった。


派遣社員として就業がスタートすると、登録会で相談に乗ってくださったコーディネーターのかたとお話することは、ほぼなくなる。
派遣延長契約の際に、続けるか 続けないか、やりとりするのは、営業担当とやりとりすることが多い。(大手派遣会社だと、違うのかも)


こちらの派遣会社は、就業後も、事務的なことは件のコーディネーターのかたが関わっておられ、ある時、何かのメールで、「鈴木(仮名)は、産休に入るため、スタッフさんのフォローは今後、山田がいたします」と書き添えてあった。


その後、時が経ち、何かの用で派遣会社にメールをしたところ。


鈴木さん(仮名)から、返信が。


私は、「産休から戻ってらっしゃったんですね!」と返信した。


すると、鈴木さんは
こちらからの事務内容問い合わせの回答に加え、「覚えてくださっていたんですか!うれしいです。」と書き添えた。


そのあと、もう1往復することとなったのだけど、私からのなにげない「産休から戻ってらっしゃったんですね!」が、彼女の心の琴線に触れたようで、私たちは、たた1度しか出会っていない間柄なのに、いきなり本音トークを展開することとなった。


鈴木さんのお気持ちは、


・人材コーディネーターとして、沢山の求職者の方々にお会いする機会はあるが、自分は最初のきっかけを作るだけで、就業後は旅立って(=就業先で働く)しまい、交流することはない。自分自身の存在を、覚えてもらうこともない。とさみしく思っていたが、いきなりgustanさんに、「産休から戻ったんですね!」と言われ、とてもうれしかった。


産休から復帰したものの、以前と同じように仕事ができない(お子さんの世話による、時間の制限のためと察する)


私は、鈴木さんが、いち派遣スタッフのに心を開いて、気持ちを語ってくださったこと、また、普段何気なく接しているコーディネーターのかたが、このような悩み・心の葛藤を抱えてらっしゃることを知り、それを伝えてくださったことを有難いと思った。


以前、自分は、派遣会社に登録に行っても、その職場で働く人々のことを、「仕事を紹介してくださる、事務の人」としてしか、見ていなかったかもしれない。


鈴木さんのメールの返信を読んで、派遣会社で働く人々を見る目が、変わった。


一期一会。


鈴木さんが、条件の良い仕事を紹介してくださったことで、実家への仕送りを増やすことができ(貧乏くさ・・でも、本当の話です💕)、生活が良くなったこと。
彼女のおかげで、キャリアが良い方向へ進んだこと。


私は、上のようなエピソードを具体的に伝え、感謝の言葉を述べた。


その派遣会社での勤務は終了し、鈴木さんとも連絡を取ることはなくなってしまったけれど、彼女が元気でいまも働いていると良いな。と時々思う。